平成 2 5
年度
特に配慮を必要とする労働者に対する
休暇制度に関する意識調査
目
次
Ⅰ.調査結果 1
Ⅱ.企業用アンケート調査の結果 5
Ⅱ- 1. 回答企業の属性 6
Ⅱ- 2. 特別な休暇制度の有無 9
Ⅱ- 3. 制度化されている特別な休暇(導入企業) 11
Ⅱ- 4. 特別な休暇制度を導入したきっかけ(導入企業) 14
Ⅱ- 5. 特別な休暇制度を導入する際に調整した内容(導入企業) 15 Ⅱ- 6. 特別な休暇制度の取得促進に最も効果的なこと(導入企業) 16
Ⅱ- 7. 特別な休暇制度の取得促進の取組(導入企業) 17
Ⅱ- 8. 病気休暇の年間取得日数の上限(導入企業) 18
Ⅱ- 9. 特別な休暇制度の中で知っているもの(未導入企業) 21 Ⅱ- 10.特別な休暇制度の中で今後検討したいもの(未導入企業) 22 Ⅱ- 11.特別な休暇制度を導入しない理由(未導入で今後導入希望がない企業) 23
Ⅱ- 12.特別な休暇制度の導入で効果が上がるもの 24
Ⅱ- 13.特別な休暇制度の導入を進める上で重要なこと 25
Ⅱ- 14.企業が実施している地域との交流 26
Ⅱ- 15.東日本大震災にともなった特別な休暇の導入状況 27
Ⅱ- 16.病気休職制度の有無 29
Ⅱ- 17.病気休職期間中の賃金支給の有無(病気休職制度有の企業) 31 Ⅱ- 18.病気休職制度の非正社員への適用の有無(病気休職制度有の企業) 33 Ⅱ- 19.病気休職制度の期間の上限(病気休職制度有の企業) 35 Ⅱ- 20.病気休職復職後の試し出勤制度の有無(病気休職制度有の企業) 36
Ⅱ- 21.犯罪被害者のための休暇制度の認知度について 37
Ⅱ- 22.犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度 39
Ⅱ- 23.犯罪被害者のための休暇制度に対する要望について 41
Ⅱ- 24.犯罪被害者のための休暇制度の導入について 42
Ⅱ- 25.犯罪被害者のための休暇制度を導入する理由(導入済みまたは導入予定企業) 44 Ⅱ- 26.犯罪被害者休暇を導入しない理由(導入予定のない企業) 45
Ⅱ- 27.平成 24 年度に犯罪被害に遭った労働者の有無 46
Ⅱ- 28.既存の休暇では足りない犯罪被害の事例(犯罪被害者有の企業) 46 Ⅱ- 29.犯罪被害者のための休暇制度についての認知度と導入状況(時系列) 47
Ⅲ.労働用アンケート調査の結果 48
Ⅲ- 1. 回答者の属性 49
Ⅲ- 2. 特別な休暇制度の有無 53
Ⅲ- 3. 制度化されている特別な休暇(導入企業の労働者) 55
Ⅲ- 4. 取得した休暇(導入企業の労働者) 57
Ⅲ- 5. 特別な休暇制度の取得を促進するために最も効果的なこと
Ⅲ- 8. 東日本大震災にともなった特別な休暇の導入状況 61
Ⅲ- 9. 病気休職制度の有無 63
Ⅲ- 10.病気休職制度の利用の有無(導入企業の労働者) 65
Ⅲ- 11.病気休職制度を利用しなかった理由(病気休職制度を利用しなかった労働者) 67
Ⅲ- 12.犯罪被害者のための休暇制度の認知度 69
Ⅲ- 13.犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度 71 Ⅲ- 14.犯罪被害者のための休暇制度を導入する必要性について 73 Ⅲ- 15.犯罪被害者のための休暇制度の導入を必要だと考える理由
(導入が必要と考える労働者) 75 Ⅲ- 16.犯罪被害者のための休暇制度の導入は必要ないと考える理由
(導入は不要と考える労働者) 76 Ⅲ- 17.犯罪被害者のための休暇制度についての認知度と導入希望(時系列) 77
Ⅳ.調査票 78
Ⅳ- 1. 企業用調査票 79
Ⅳ- 2. 労働者用調査票 91
≪この報告書の見方≫
1.調査目的
労働時間等の設定の改善を通じた仕事と生活の調和を推進する一環として、労働者の個々の 事情に応じて与えられる特別な休暇制度の普及促進を図っていくことが重要である。
病気休暇、ボランティア休暇、リフレッシュ休暇、裁判員休暇、犯罪被害者の被害回復のた めの休暇など、労働者の個々の事情に対応しつつ、事業所等において労使の話し合いにより与 えられる休暇制度の普及促進を図ることは、労働者の仕事と生活の調和の実現に必要であると ともに、労働者が疲労を回復し、健康の増進を図るためにもきわめて有効である。
また、「治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会報告書」(平成 24 年8月8日)にお いては、長期にわたる治療等が必要な作業関連疾患等の疾病を抱えた労働者の就労継続や職場 復帰及びその後の治療 と 職業生活の両立の支援 の 必要性が掲げられてお り 、「第2次犯罪 被害 者等基本計画」(平成23 年3月25 日閣議決定)においては、犯罪等の被害に遭った労働者が 被害を回復するための休暇制度の必要性が掲げられている。
以上のことから、本事業では、労働者の健康や生活に配慮するための「特に配慮を必要とす る労働者に対する休暇制度」の普及促進のため、全国の企業・労働者における「特に配慮を必 要とする労働者に対する休暇制度」についての導入等の状況・意識の在り方等の状況を把握す ることを目的として、本調査を実施するものである。
2.調査対象
(1)企業 7, 000 社
(2)労働者 上記企業に雇用される労働者 21, 000 人(1社につき3人)
3.調査時点
平成 25 年4月1日時点の状況について調査した。
4.調査内容
(1)企業調査
①特別な休暇制度の有無と休暇の内容
②導入のきっかけと導入時の調整、導入の効果(導入済みの企業) ③知っている特別な休暇制度と今後の導入の意向(未導入の企業) ④特別な休暇制度の導入効果、進めるために必要なこと
⑤災害発生時の特別休暇の導入状況 ⑥病気休職制度について
⑦犯罪被害者のための休暇制度の認知状況 ⑧犯罪被害者のための休暇制度の導入意向 ⑨年次有給休暇、休日について
5.調査方法
郵送によるアンケート調査
6.回収状況
発送数 回収数 回収率 企業調査 7, 000 社 1, 792 票 25. 6% 労働者調査 21, 000 人 4, 422 票 21. 1%
7.調査結果の特徴
(1)企業調査
①特別な休暇制度を導入している企業は 56. 8%であり、半数以上の企業で何らかの休暇 制度を 導入し てい る。 企 業規模 が大き くな るほ ど 導入率 が高く なり、「1, 000∼4, 999 人」では9割を超えている。
②導入されている休暇制度は、「病気休暇」(62. 1%)、「裁判員休暇」(54. 3%)が多い。 ③特別な休暇 を導 入したきっかけは、 半数 以上が「経営陣の発 案」(53. 0%)と回答し
ている。 また、 特別な休 暇の取得 を促進す るため に効果的 なことと して、「職場の雰 囲 気 、 上 司 ・ 同 僚 の 理 解 」( 30. 7% )、「 休 暇 中 の 業 務 代 替 処 理 が 可 能 な 人 事 的 余 裕 」 (29. 0%)、「経営陣に よ る休暇取 得の勧 奨」(15. 1%)が他の 項目 と比較 して割合 が 高く、経営層、上司、同僚等の周りの理解と協力が必要と考えられる。
④現在特別な休暇制度を導入していない企業において、導入を検討したい制度は「リフ レッシュ休暇」(33. 2%)、「裁判員休暇」(28. 2%)が多い。
⑤特別な休暇制度の導入で効果が上がるものについて、「社員の勤労意欲の向上」(59. 5%) が約6割となっている。
⑥特別な休暇制 度 の導入を進めるために 重 要だと思うことについ て 、「企業の経済 的、 人事的な余裕」(56. 0%)が半数を超えている。
⑦東日大震災にともなった特別な休暇の導入について、回答企業の約3割は「導入する かどうか検討したい」(30. 6%)と回答している。
⑧長期の病気治療のための病気休職制度を導入している企業は 72. 5%で、そのうち3割 以上の企業は期間中の賃金支給があると回答している。非正社員への制度の適用状況 は半数以上の企業では適用されていない。
(2)労働者調査
①所属企業に特別な休暇制度が「ある」と回答した労働者は 54. 6%であり、企業規模別 では「1, 000∼4, 999 人」(88. 0%)の企業に所属する労働者で割合が最も高い。導入 されている休暇の種類は「病気休暇」(56. 6%)、「裁判員休暇」(39. 0%)、「リフレッ シュ休暇」(35. 5%)が3割以上となっている。
②実際に取得したことがある休暇は、「学校行事休暇」(48. 6%)、「記念日休暇」(46. 1%) が多い。
③特別な休暇制度の取得を促進するために効果的なことは「職場の雰囲気、上司・同僚 の理解」が 66. 5%で最も割合が高く、以下「休暇中の業務代替処理が可能な人事的余 裕」(52. 2%)、「経営陣による休暇取得の勧奨」(43. 5%)と続き、周りからの理解や 支援が必要とされている。
④所属企業に特別な休暇制度が「ない」と回答した労働者が知っている・導入を希望す る制度は「リフレッシュ休暇」が最も多く挙げられている。
⑤東日本大震災にともなった特別な休暇の導入について、回答者の約4割は「今回の東 日本大震災を機に導入してほしい」(39. 7%)と回答している。
⑥所属企業に長期の病気治療のための病気休職制度が「ある」と回答した労働者は 60. 6% で6割近くとなっているが、利用したことがある労働者は 8. 6%と少ない。
⑦犯罪被害者のための休暇制度を「知っている」と回答したのは、全体で 2. 8%であり、 企業規模や仕事内容において際立った差は見られない。また、制度の導入の必要があ ると「思う」労働者の割合は 44. 7%と4割以上となっている。
Ⅱ- 1 .回答企業の属性
( 1 ) 業種
( 2 ) 企業規模(総社員数)
鉱 業,採 石業, 砂 利採取 業
0. 2%
建 設業 6. 3%
製 造業 20. 3%
電 気・ガ ス・熱 供給 ・ 水道業
0. 8%
情 報通信 業 2. 2%
運 輸業, 郵便業 6. 2% 卸 売業, 小売業
13. 8%
金 融業, 保険業 0. 9%
不 動産業 ,物品 賃貸業 0. 9% 学 術研究 ,
専 門・技 術 サ ービス 業
2. 2% 宿 泊業,
飲 食サー ビス業 4. 0% 生 活関連
サ ービス 業, 娯 楽業
1. 9% 教 育,学 習支援 業
3. 6% 医 療,福 祉
18. 1% 複 合サー ビス事 業
( 協同組 合) 0. 8%
サ ービス 業 ( 他に分 類され
な いもの ) 14. 6%
不 明 3. 2%
(n=1, 792)
図表1: 業種(%)
30∼99人 62. 3% 100∼299人
23. 3% 300∼999人
8. 4%
1, 000∼4, 999人 2. 2%
5, 000人以上 0. 2%
不明 3. 6%
(n=1, 792)
( 3 ) 事業所数
1ヶ所 34. 0%
2ヶ所 18. 3% 3ヶ所
11. 9% 4ヶ所
8. 0% 5ヶ所以上
24. 7%
不明 3. 0%
(n=1, 792)
( 4 ) 本社所在地 5. 2% 1. 4% 1. 3% 1. 3% 0. 7% 1. 3% 1. 8% 2. 2% 0. 8% 1. 9% 2. 9% 2. 1% 12. 9% 4. 2% 3. 0% 0. 7% 2. 4% 1. 5% 1. 2% 0. 8% 1. 8% 2. 6% 5. 8% 1. 1%
0% 5% 10% 15% 20% 北海道
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
1. 1% 1. 6% 6. 5% 2. 2% 0. 5% 0. 6% 0. 6% 1. 2% 2. 0% 2. 7% 1. 6% 0. 5% 1. 3% 1. 7% 0. 8% 3. 9% 0. 8% 1. 1% 1. 5% 0. 9% 1. 0% 1. 3% 0. 6% 3. 3%
0% 5% 10% 15% 20% 滋賀県
京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 不明
図表4:本社所在地(%)
Ⅱ- 2 .特別な休暇制度の有無
特別な休暇制度を現在導入している企業は 56. 8%である。
特別な休暇制度の有無を企業規模別にみると、100 人以上の規模の企業では、6割以上が何 らかの休暇制度を導入している。一方で、規模が 30∼99 人の企業では、その割合が 49. 3%と なり、規模が小さい企業ほど導入が進んでいない傾向がみられる。
49. 3%
66. 5%
78. 0%
97. 5%
75. 0%
49. 6%
32. 5%
20. 0%
2. 5%
25. 0%
1. 1%
1. 0%
2. 0% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=4) *
ある
ない
不明
図表6:特別な休暇制度の有無・総社員数別(%)
注) 図表中の*印のついた属性は、サンプル数が少ないため、参考値と考えるべきである。 ある 56. 8% ない
42. 1%
不明 1. 2%
図表5:特別な休暇制度の有無(%)
特別な休暇制度の有無は、業種ごとに差があり、運輸業・郵便業(41. 4%)、宿泊業・飲食 サービス業(44. 4%)、建設業(46. 9%)は、導入している割合が半数以下であるが、一方、 複合サービス事業(協同組合)(92. 9%)では、制度の導入率が最も高い。
46. 9% 52. 2%
64. 3% 77. 5% 41. 4%
62. 9% 88. 2% 68. 8%
71. 8% 44. 4%
50. 0% 73. 4% 59. 9%
92. 9% 56. 3%
100. 0%
53. 1% 46. 7%
35. 7% 22. 5% 57. 7%
35. 5%
11. 8% 31. 3%
28. 2% 54. 2%
50. 0% 26. 6% 37. 7%
7. 1% 43. 3%
1. 1%
0. 9%
1. 6%
1. 4%
2. 5%
0. 4% 鉱業・採石業・砂利採取業 ( n=3) *
建設業( n=113) 製造業 ( n=364) 電気・ガス・熱供給・水道業 ( n=14) 情報通信業( n=40) 運輸業・郵便業 ( n=111) 卸売業・小売業 ( n=248) 金融・保険業 ( n=17) 不動産業・物品賃貸業 ( n=16) 学術研究・専門・技術サービス業( n=39) 宿泊業・飲食サービス業( n=72) 生活関連サービス業・娯楽業( n=34) 教育・学習支援業( n=64) 医療・福祉( n=324) 複合サービス事業(協同組合)( n=14) サービス業( 他に分類されないもの) ( n=261)
ある
ない
不明
図表7:特別な休暇制度の有無・業種別(%)
Ⅱ- 3 .制度化されている特別な休暇制度(導入企業)
特別な休暇制度を現在導入している企業のうち、導入されている割合が高い制度は「病気休 暇」(62. 1%)、「裁判員 休暇」(54. 3%)、「リフ レッシュ休暇」(34. 1%)である。その他の制 度は、導入されている割合が 13%未満に留まっている。
62. 1% 54. 3% 34. 1% 12. 8% 11. 3% 9. 5% 7. 8% 6. 3% 30. 5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
病
気
休
暇
裁
判
員
休
暇
リ
フ
レ
ッ
シ
ュ
休
暇
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
休
暇
記
念
日
休
暇
学
校
行
事
休
暇
自
己
啓
発
休
暇
ド
ナ
ー
休
暇
そ
の
他
不
明
図表8:制度化されている特別な休暇制度( 導入企業) (%)
導入している特別な休暇制度を企業規模別にみると、「裁判員休暇」、「リフレッシュ休暇」、 「ボランティア休暇」、「ドナー休暇」は企業規模が大きくなるにつれ、その割合も高い。
図表 9:制度化されている特別な休暇制度(導入企業)・総社員数別(%)
65. 8%
44. 7%
27. 8%
11. 1% 11. 1% 11. 6%
8. 4% 4. 9% 31. 3% 0% 50% 100%
30∼99人
( n=1, 116)
55. 6%
66. 7%
52. 1%
16. 2%
7. 7%
4. 3% 6. 8% 6. 0%
35. 0%
0% 50% 100%
( n=150)
300∼999人
58. 6% 62. 2%
34. 9%
11. 2% 11. 9%
5. 4% 6. 1% 5. 8%
24. 5% 0%
50%
100% ( n=418)
100∼299人
53. 8%
87. 2%
64. 1%
41. 0%
20. 5%
7. 7% 10. 3%
25. 6%
35. 9%
0% 50% 100%
(n=40) 1, 000∼4, 999人
66. 7%
100. 0% 100. 0%
33. 3% 33. 3% 33. 3% 33. 3% 33. 3%
66. 7%
0% 50% 100%
病
気
休
暇
裁
判
員
休
暇
リ
フ
レ
ッ
シ
ュ
休
暇
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
休
暇
記
念
日
休
暇
学
校
行
事
休
暇
自
己
啓
発
休
暇
ド
ナ
ー
休
暇
そ
の
他
不
明
(n=4) * 5, 000人以上
導入している特別な休暇制度を有給・無給別にみると、「リフレッシュ休暇」(92. 2%)を有 給としている企業が多い。
78. 5%
64. 9%
92. 2%
62. 0%
76. 6%
71. 4%
48. 3%
78. 3%
80. 3%
17. 7%
28. 9%
4. 9%
30. 4%
18. 8%
24. 3%
38. 9%
14. 8%
13. 5%
3. 8%
6. 2%
2. 9%
7. 6%
4. 7%
4. 3%
12. 8%
7. 0%
6. 1%
ボランティア休暇( n=130)
学校行事休暇( n=97)
リフレッシュ休暇( n=347)
自己啓発休暇( n=79)
ドナー休暇( n=64)
裁判員休暇( n=552)
病気休暇( n=632)
記念日休暇( n=115)
その他 ( n=310)
有給
無給
不明
Ⅱ- 4 .特別な休暇制度を導入したきっかけ(導入企業)
特別な休暇制度を導入している企業が導入したきっかけとして、半数以上では「経営陣の発 案」(53. 0%)を挙げている。
53. 0%
18. 7%
17. 2%
12. 7%
11. 1%
17. 2%
1. 2%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 経営陣の発案
社員からの要望
同業他社の導入
社労士、コンサルタントからの提案
厚生労働省の労働時間等見直しガイドライン
その他
不明
図表11:特別な休暇制度を導入したきっかけ( 導入企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 5 .特別な休暇制度を導入する際に調整した内容(導入企業)
特別な休暇制度を導 入 している企業が、導入 す る際に調整した内容を み ると、「特に調 整し たものはない」が 50. 5%で半数を占めている。調整した内容では、「規定等制度の整備」(27. 1%) が最も多い。
27. 1%
8. 4%
3. 5%
1. 4%
50. 5%
3. 4%
5. 6%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 規定等制度の整備
従業員・労働組合との話し合い
経営陣などへの説得
中間管理職の理解
特に調整したものはない
その他
不明
図表12:特別な休暇制度を導入する際に調整した内容( 導入企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 6 .特別な休暇制度の取得促進に最も効果的なこと(導入企業)
特別な休暇制度を導入している企業が考える、特別な休暇の取得を促進するために最も効果 的なことは、「 職場の雰 囲気、上司・同僚の理 解 」(30. 7%)が最も多く 、次いで、「休 暇中の 業務代替処理が可能な人事的余裕」(29. 0%)、「経営陣による休暇取得の勧奨」(15. 1%)と続 き、経営者、上司、同僚による理解の必要性が窺える。
30. 7%
29. 0%
15. 1%
2. 5%
2. 5%
2. 2%
3. 1%
14. 9%
0% 10% 20% 30% 40%
職場の雰囲気、上司・同僚の理解
休暇中の業務代替処理が可能な人事的余裕
経営陣による休暇取得の勧奨
管理職の実践
会社の一斉休業
社内報・ポスター・メール等での啓発
その他
不明
図表13:特別な休暇制度の取得促進に最も効果的なこと( 導入企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 7.特別な休暇制度の取得促進の取組(導入企業)
特別な休暇制度を導 入 している企業が考える 、 特別な休暇の取得促進 の 取組をみると、「休 暇取得促進のための取組は行っていない」が 48. 5%で半数弱を占めている。行っている取組で は、「経営陣による休暇取得の勧奨」(19. 1%)、「休暇中の業務代替処理が可能な人事的余裕を もたせる」(16. 6%)が多い。
19. 1%
16. 6%
13. 6%
10. 7%
3. 7%
3. 3%
3. 8%
48. 5%
2. 5%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 経営陣による休暇取得の勧奨
休暇中の業務代替処理が可能な 人事的余裕をもたせる 取得しやすい職場環境をつくるための研修、
啓発活動 管理職が率先して休暇取得を実践 社内報・ポスター・メール等で休暇の
取得事例を紹介 会社の一斉休業
その他
休暇取得促進のための取組は行っていない
不明
図表14:特別な休暇制度の取得促進の取組(導入企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 8.病気休暇の年間取得日数の上限(導入企業)
「病気休暇(私傷病治療のため)がある」と回答した企業において、病気休暇の年間取得日 数の上限の有無を尋ねたところ、病気休暇の上限がある企業は 64. 1%、ない企業は 27. 8%と なっている。
病気休暇の年間取得 日 数の上限があると回答 し た企業に、上限日数を 尋 ねたところ、「61∼ 90 日」が 22. 5%で最も割合が高く、以下「31∼60 日」(14. 8%)、「151∼180 日」(12. 8%)、「301 日以上」(12. 3%)と続く。
ある 64. 1% ない
27. 8%
不明 8. 1%
図表15:病気休暇の年間取得日数の上限の有無(導入企業)(%)
(n=632)
1. 7%
6. 7% 7. 4%
14. 8%
22. 5% 2. 5%
0% 10% 20% 30%
1∼10日 11∼20日 21∼30日 31∼60日 61∼90日 91∼150日
病気休暇の年間取得日数の上限の有無を企業規模別にみると、1, 000∼4, 999 人の規模の企業 では 85. 7%が上限を設けているが、一方、規模が 30∼99 人の企業ではその割合が 59. 9%とな り、規模が小さい企業ほど上限を設けていない傾向がみられる。
59. 9%
70. 6%
67. 7%
85. 7%
100. 0%
32. 6%
22. 7%
16. 9%
4. 8% 7. 5%
6. 7%
15. 4%
9. 5% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=4) *
ある
ない
不明
図表17:病気休暇の年間取得日数の上限の有無(導入企業)・総社員数別(%)
病気休暇の年間取得日数の上限の有無を業種別にみると、学術研究・専門・技術サービス業 (86. 7%)、教育・学習支援業(80. 0%)、複合サービス事業(協同組合)(71. 4%)、医療・福 祉(70. 4%)では上限が「ある」割合が7割以上となっている。
61. 3% 58. 3%
71. 4% 50. 0%
56. 3% 68. 1%
75. 0% 20. 0%
86. 7% 25. 0%
66. 7%
80. 0% 70. 4%
71. 4% 64. 4%
32. 3% 30. 4%
14. 3% 50. 0% 34. 4%
27. 7%
80. 0%
6. 7% 70. 0%
22. 2%
17. 1% 23. 0% 14. 3% 22. 2%
6. 5% 11. 3%
14. 3%
9. 4%
4. 3% 25. 0%
6. 7% 5. 0% 11. 1%
2. 9% 6. 7%
14. 3% 13. 3% 建設業( n=31)
製造業 ( n=115)
電気・ガス・熱供給・水道業 ( n=7) * 情報通信業( n=16) 運輸業・郵便業 ( n=32) 卸売業・小売業 ( n=94)
金融・保険業( n=4) * 不動産業・物品賃貸業 ( n=5) * 学術研究・専門・技術サービス業( n=15) 宿泊業・飲食サービス業( n=20) 生活関連サービス業・娯楽業( n=9) *
教育・学習支援業( n=35) 医療・福祉( n=135) 複合サービス事業(協同組合)( n=7) * サービス業 ( 他に分類されないもの) ( n=90)
ある
ない
不明
図表18:病気休暇の年間取得日数の上限の有無(導入企業)・業種別(%)
Ⅱ- 9.特別な休暇制度の中で知っているもの(未導入企業)
特別な休暇制度を導入していない企業において、特別な休暇制度の中で認知度の高い制度は、 「リフレッシュ休暇」(63. 5%)と「裁判員休暇」(58. 8%)である。一方、「学校行事休暇」(8. 1%) と「ドナー休暇」(5. 0%)は1割未満となり、他の制度と比較して認知度が低い傾向がみられ る。
63. 5% 58. 8% 35. 9% 26. 9% 24. 1% 12. 1% 8. 1% 5. 0% 1. 5% 12. 9% 3. 4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
リ
フ
レ
ッ
シ
ュ
休
暇
裁
判
員
休
暇
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
休
暇
記
念
日
休
暇
病
気
休
暇
自
己
啓
発
休
暇
学
校
行
事
休
暇
ド
ナ
ー
休
暇
そ
の
他
ひ
と
つ
も
な
い
不
明
図表19:特別な休暇制度の中で知っているもの( 未導入企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 1 0 .特別な休暇制度の中で今後検討したいもの(未導入企業)
特別な休暇制度を導 入 していない企業におい て 、今後導入を検討した い 制度は、「リフ レッ シュ休暇」(33. 2%)、「裁判員休暇」(28. 2%)が多い。一方、導入を検討したい制度が「ひと つもない」(33. 0%)と回答する企業も3割 以上 見られ、積極的に導 入を 検討していない企業 の割合も多い傾向がみられる。
33. 2%
28. 2%
13. 8% 13. 7%
11. 5% 10. 7% 8. 0% 4. 0% 0. 3% 33. 0% 3. 6% 0% 10% 20% 30% 40%
リ
フ
レ
ッ
シ
ュ
休
暇
裁
判
員
休
暇
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
休
暇
記
念
日
休
暇
病
気
休
暇
自
己
啓
発
休
暇
学
校
行
事
休
暇
ド
ナ
ー
休
暇
そ
の
他
ひ
と
つ
も
な
い
不
明
図表20:特別な休暇制度の中で今後検討したいもの( 未導入企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 1 1 .特別な休暇制度を導入しない理由(未導入で今後導入希望がない企業)
特別な休暇制度を導入しておらず、今後導入を検討してみたい休暇制度がない企業において、 導入しない理由は「 年次 有給休暇だけで十分 であ る」(64. 7%)が最も多 く、次いで「人員に 余裕がない」(51. 0%)が続く。
64. 7%
51. 0%
12. 0%
4. 8%
2. 0%
10. 4%
2. 8%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 年次有給休暇だけで十分である
人員に余裕がない
会社にとって利点がない
労働組合や従業員が必要としていない
導入方法がわからない
その他
不明
図表21:特別な休暇制度を導入しない理由(未導入で今後導入希望がない企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 1 2 .特別な休暇制度の導入で効果が上がるもの
特別な休暇制度の導入により効果が上がると考えられているのは、回答企業全体では「社員 の勤労意欲の向上」(59. 5%)が最も多く、次いで「社員の定着率の向上」(41. 7%)であった。
制度の導入の有無では、制度を導入している企業において、制度未導入企業より効果が上が る項目を挙げている割合が高く、制度の効果を認識している傾向がみられる。
図表 22:特別な休暇制度の導入で効果が上がるもの 複数回答(%)
50. 5% 34. 2% 30. 5% 23. 5% 14. 1% 11. 3% 4. 9% 1. 1% 15. 4% 4. 5% 0% 50% 100%
社
員
の
勤
労
意
欲
の
向
上
社
員
の
定
着
率
の
向
上
企
業
の
社
会
的
責
任
人
材
の
確
保
社
員
の
能
力
開
発
会
社
の
P
R
会
社
の
業
績
向
上
そ
の
他
効
果
が
あ
る
と
は
思
え
な
い
不
明
特別な休暇未導入企業
(n=754)
66. 2%
47. 0%
40. 2%
30. 9%
10. 4% 11. 0%
7. 6% 0. 5% 7. 1% 2. 3% 0% 50% 100%
特別な休暇導入企業
(n=1, 017)
59. 5%
41. 7%
36. 1%
27. 8%
11. 9% 11. 1%
6. 4% 0. 7% 10. 6% 3. 2% 0% 50% 100%
全 体
Ⅱ- 1 3 .特別な休暇制度の導入を進める上で重要なこと
特別な休暇制度の導入を進める上で重要なこととして、回答企業全体についてみると、半数 以上が「企業の経済的、人事的な余裕」(56. 0%)を挙げている。
「企業の経済的、人事的な余裕」は未導入企業(59. 3%)で最も割合が高い。 図表18:特別な休暇制度の導入を進めるのに重要なこと 複数回答(%)
図表 23:特別な休暇制度の導入を進める上で重要なこと 複数回答(%)
59. 3% 32. 9% 39. 1% 32. 6% 22. 8% 15. 3% 21. 5%
12. 1% 11. 5% 9. 4% 7. 3% 6. 8%
1. 6% 4. 1% 0%
50% 100%
企
業
の
経
済
的
、
人
事
的
な
余
裕
同
僚
の
理
解
職
場
の
雰
囲
気
、
上
司
・
休
暇
中
の
業
務
の
代
替
処
理
の
明
確
化
休
暇
が
企
業
に
与
え
る
メ
リ
ッ
ト
年
次
休
暇
の
取
得
促
進
勤
務
形
態
・
休
暇
の
多
様
化
助
成
金
・
補
助
金
残
業
の
削
減
・
業
務
量
の
見
直
し
労
働
組
合
や
従
業
員
か
ら
の
ニ
ー
ズ
育
児
・
介
護
の
支
援
社
員
の
能
力
開
発
の
支
援
他
社
の
実
施
事
例
の
周
知
そ
の
他
不
明
特別な休暇未導入企業
(n=754)
53. 6%52. 5% 39. 0%
26. 2% 28. 5% 23. 1%
13. 8%
19. 8%18. 4% 14. 7%
7. 1% 5. 0%
1. 5% 2. 6% 0%
50% 100%
特別な休暇導入企業
(n=1, 017)
56. 0% 44. 3% 39. 0% 29. 0% 26. 2% 19. 8%
17. 0%16. 5%15. 3% 12. 3%
7. 4% 5. 7%
1. 6% 3. 2% 0%
50% 100%
全 体
Ⅱ- 1 4.企業が実施している地域との交流
企業が実施している地域との交流は、「地域の祭りやイベントへの参加」(45. 3%)、「会社周 辺の清掃」(36. 4%)の割合が高く、イベン トや 清掃を通して周辺地 域と の交流を図っている 様子がみられる。
一方、「特になし」(26. 1%)の割合も高く、地域との交流を行っていない企業も多い。
45. 3% 36. 4% 23. 8% 20. 9% 9. 0% 4. 6% 26. 1% 2. 3% 0% 10% 20% 30% 40% 50%
へ
の
参
加
地
域
の
祭
り
や
イ
ベ
ン
ト
会
社
周
辺
の
清
掃
近
隣
の
学
校
へ
の
協
力
地
域
防
災
へ
の
参
加
館
、
会
議
室
等
の
開
放
会
社
の
グ
ラ
ン
ド
や
体
育
そ
の
他
特
に
な
し
不
明
図表24:企業が実施している地域との交流 複数回答(%)
Ⅱ- 1 5 .東日本大震災にともなった特別な休暇の導入状況
東日本大震災にともなった特別な休暇の導入について、全体の約半数は「導入する予定はな い」(46. 2%)と回答している。一方、「導入するかどうか検討したい」という企業は 30. 6%で ある。
東日本大震災にともなった特別な休暇の導入状況を企業規模別にみると、1, 000 人未満の規 模の企業では「導入する予定はない」が4割を占めている。
すでに導入済みで、 十分対応できる
11. 2%
すでに導入済みだが、 日数等を拡大する
ことにした 0. 7%
今回の東日本大震災を 機に導入を決めた
1. 0%
導入するかどうか 検討したい
30. 6% 導入する予定
はない 46. 2%
その他 6. 7%
不明 3. 6%
図表25:東日本大震災にともなった特別な休暇の導入状況(%)
(n=1, 792)
8. 9% 12. 9% 16. 0% 42. 5% 0. 7% 0. 2% 0. 7% 7. 5% 0. 8% 1. 2% 1. 3% 2. 5% 25. 0% 32. 5% 27. 8% 26. 7% 15. 0% 25. 0% 47. 0% 47. 6% 44. 7% 25. 0% 25. 0% 6. 2% 7. 9% 8. 7% 2. 5% 25. 0% 3. 9% 2. 4% 2. 0% 5. 0% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=4) *
すでに導入済みで、十分対応できる すでに導入済みだが、日数等を拡大することにした 今回の東日本大震災を機に導入を決めた 導入するかどうか検討したい
導入する予定はない その他
不明
東日本大震災にともなった特別な休暇の導入状況を業種別にみると、情報通信業では「導入 する予定はない」(60. 0%)が6割で最も割合が高い。
7. 1% 7. 7% 35. 7% 5. 0% 5. 4% 12. 1% 17. 6% 12. 5% 33. 3% 6. 9% 8. 8% 18. 8% 12. 3% 21. 4% 1. 4% 0. 9% 1. 2% 1. 6% 0. 3% 1. 8% 0. 8% 7. 1% 0. 9% 0. 4% 5. 9% 6. 3% 5. 9% 1. 6% 1. 2% 33. 3% 37. 2% 32. 7% 14. 3% 25. 0% 30. 6% 29. 4% 11. 8% 18. 8% 15. 4% 40. 3% 29. 4% 21. 9% 31. 5% 14. 3% 66. 7% 45. 1% 48. 4% 42. 9% 60. 0% 53. 2% 46. 0% 52. 9% 43. 8% 48. 7% 48. 6% 50. 0% 43. 8% 42. 0% 35. 7% 4. 4% 5. 8% 7. 5% 7. 2% 7. 3% 11. 8% 18. 8% 2. 6% 2. 8% 2. 9% 7. 8% 9. 0% 21. 4% 4. 4% 3. 3% 2. 5% 1. 8% 3. 6% 1. 4% 2. 9% 4. 7% 3. 7% 7. 1%
鉱業・採石業・砂利採取業( n=3) *
建設業( n=113)
製造業( n=364)
電気・ガス・熱供給・水道業( n=14)
情報通信業( n=40)
運輸業・郵便業( n=111)
卸売業・小売業( n=248)
金融・保険業( n=17)
不動産業・物品賃貸業( n=16)
学術研究・専門・技術サービス業( n=39)
宿泊業・飲食サービス業( n=72)
生活関連サービス業・娯楽業( n=34)
教育・学習支援業( n=64)
医療・福祉( n=324)
複合サービス事業(協同組合)( n=14)
すでに導入済みで、十分対応できる すでに導入済みだが、日数等を拡大することにした 今回の東日本大震災を機に導入を決めた 導入するかどうか検討したい
導入する予定はない その他
不明
Ⅱ- 1 6 .病気休職制度の有無
病気休職制度を現在導入している企業は 72. 5%である。
病気休職制度の導入の有無を企業規模別にみると、100 人以上の規模の企業では7割以上が 導入しており、一方、規模が 30∼99 人の企業では、その割合が 68. 3%となり、規模が小さい 企業ほど導入が進んでいない傾向がみられる。
68. 3%
79. 4%
84. 7%
97. 5%
100. 0%
29. 7%
18. 7%
15. 3%
2. 5% 2. 1%
1. 9% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=4) *
ある
ない
不明
図表29:病気休職制度の有無・総社員数別(%)
注) 図表中の*印のついた属性は、サンプル数が少ないため、参考値と考えるべきである。 ある 72. 5% ない
25. 6%
不明 1. 9%
図表28:病気休職制度の有無(%)
病気休職制度の導入の有無を業種別にみると、複合サービス事業(協同組合)(100. 0%)、 金融・保険業(94. 1%)、教育・学習支援業(84. 4%)、情報通信業(82. 5%)では病気休職制 度が「ある」と回答した割合が8割以上となっている。
33. 3%
65. 5%
75. 3%
78. 6%
82. 5%
65. 8%
73. 0%
94. 1%
68. 8%
74. 4%
61. 1%
64. 7%
84. 4%
74. 1%
100. 0%
70. 5%
66. 7%
31. 0%
23. 1%
21. 4%
17. 5%
33. 3%
25. 8%
5. 9% 31. 3%
25. 6%
37. 5%
32. 4%
15. 6%
23. 1%
27. 2%
3. 5%
1. 6%
0. 9%
1. 2%
1. 4%
2. 9%
2. 8%
2. 3% 鉱業・採石業・砂利採取業 ( n=3) *
建設業( n=113)
製造業 ( n=364)
電気・ガス・熱供給・水道業( n=14)
情報通信業( n=40)
運輸業・郵便業 ( n=111)
卸売業・小売業 ( n=248)
金融・保険業 ( n=17)
不動産業・物品賃貸業 ( n=16)
学術研究・専門・技術サービス業( n=39)
宿泊業・飲食サービス業( n=72)
生活関連サービス業・娯楽業( n=34)
教育・学習支援業( n=64)
医療・福祉( n=324)
複合サービス事業(協同組合)( n=14)
サービス業( 他に分類されないもの) ( n=261)
ある
ない
不明
図表30:病気休職制度の有無・業種別(%)
Ⅱ- 1 7 .病気休職期間中の賃金支給の有無(病気休職制度有の企業)
病気休職制度を導入している企業において、病気休職期間中の賃金支給の有無を尋ねたとこ ろ、支給される企業は 33. 0%となっている。
病気休職期間中の賃金支給の有無を規模別にみると、規模が小さい企業ほど賃金が支給され る割合が低い傾向がみられる。
32. 4%
30. 4%
37. 0%
43. 6%
50. 0%
67. 5%
68. 1%
62. 2%
56. 4%
50. 0%
0. 1%
1. 5%
0. 8% 30∼99人 ( n=762)
100∼299人( n=332)
300∼999人( n=127)
1, 000∼4, 999人 ( n=39)
5, 000人以上 ( n=4) *
支給される
支給されない
不明
図表32:病気休職期間中の賃金支給の有無(病気休職制度有の企業)・総社員数別(%)
注) 図表中の*印のついた属性は、サンプル数が少ないため、参考値と考えるべきである。 支給される
33. 0% 支給されない
66. 4%
不明 0. 5%
図表31:病気休職期間中の賃金支給の有無(病気休職制度有の企業)(%)
病気休職期間中の賃金支給の有無を業種別にみると、電気・ガス・熱供給・水道業(72. 7%)、 教育・学習支援業(72. 2%)では、「支給される」割合が7割以上と高い。一方、製造業(20. 4%)、 情報通信業(21. 2%)、運輸業・郵便業(21. 9%)、建設業(25. 7%)は2割台と低い。
25. 7%
20. 4%
72. 7% 21. 2%
21. 9% 32. 0%
68. 8%
36. 4% 48. 3% 36. 4% 31. 8%
72. 2% 30. 8%
57. 1%
40. 8%
100. 0% 74. 3%
78. 8%
27. 3% 78. 8%
78. 1% 68. 0%
31. 3%
63. 6% 51. 7% 59. 1% 68. 2%
25. 9% 69. 2%
35. 7%
58. 7%
0. 7%
4. 5%
1. 9% 0. 0% 7. 1%
0. 5% 鉱業・採石業・砂利採取業 ( n=1) *
建設業( n=74)
製造業 ( n=274) 電気・ガス・熱供給・水道業 ( n=11) 情報通信業( n=33) 運輸業・郵便業 ( n=73) 卸売業・小売業 ( n=181) 金融・保険業 ( n=16)
不動産業・物品賃貸業 ( n=11) 学術研究・専門・技術サービス業( n=29) 宿泊業・飲食サービス業( n=44) 生活関連サービス業・娯楽業( n=22) 教育・学習支援業( n=54) 医療・福祉( n=240) 複合サービス事業(協同組合)( n=14)
サービス業 ( 他に分類されないもの) ( n=184)
支給される
支給されない
不明
図表33:病気休職期間中の賃金支給の有無(病気休職制度有の企業)・業種別(%)
Ⅱ- 1 8 .病気休職制度の非正社員への適用の有無(病気休職制度有の企業)
病気休職制度を導入している企業において、病気休職制度の非正社員への適用の有無につい て尋ねたところ、「非正社員には適用されない」(52. 0%)が半数以上となっている。
病気休職制度の非正社員への適用の有無を企業規模別にみると、規模が 30∼99 人、1, 000∼ 4, 999 人の企業では「非正社員には適用されない」割合が半数以上となっている。
非正社員には 適用されない
52. 0%
一部に適用されて いる者がいる
20. 4% すべての非正社員
に適用される 24. 2%
不明 3. 3%
図表34:病気休職制度の非正社員への適用の有無(病気休職制度有の企業)(%)
(n=1, 299)
57. 5%
42. 8%
43. 3%
56. 4%
25. 0%
17. 1%
24. 7%
26. 0%
25. 6%
50. 0%
22. 3%
28. 3%
28. 3%
12. 8%
25. 0%
3. 1%
4. 2%
2. 4%
5. 1% 30∼99人 ( n=762)
100∼299人 ( n=332)
300∼999人 ( n=127)
1, 000∼4, 999人 ( n=39)
5, 000人以上 ( n=4) *
非正社員には適用されない
一部に適用されている者がいる
すべての非正社員に適用される
不明
図表35:病気休職制度の非正社員への適用の有無(病気休職制度有の企業)・総社員数別(%)
病気休職制度の非正社員への適用の有無を業種別にみると、情報通信業(75. 8%)、学術研 究・専門・技術サービス業(65. 5%)、電気・ガス・熱供給・水道業(63. 6%)、金融・保険業 (62. 5%)、卸売業・小売業(61. 9%)では、「非正社員には適用されない」割合が6割以上と なっている。
100. 0% 48. 6% 54. 7% 63. 6% 75. 8% 49. 3% 61. 9% 62. 5% 54. 5% 65. 5% 45. 5% 45. 5% 53. 7% 39. 2% 57. 1% 51. 1% 16. 2% 14. 2% 18. 2% 12. 1% 8. 2% 18. 8% 18. 8% 9. 1% 20. 7% 22. 7% 27. 3% 33. 3% 27. 9% 7. 1% 25. 5% 28. 4% 28. 1% 18. 2% 9. 1% 38. 4% 18. 2% 18. 8% 36. 4% 10. 3% 31. 8% 27. 3% 5. 6% 29. 6% 35. 7% 17. 9% 6. 8% 2. 9% 3. 0% 4. 1% 1. 1% 3. 4% 7. 4% 3. 3% 5. 4% 鉱業・採石業・砂利採取業 ( n=1) *
建設業( n=74) 製造業 ( n=274)
電気・ガス・熱供給・水道業 ( n=11) 情報通信業( n=33) 運輸業・郵便業 ( n=73) 卸売業・小売業 ( n=181)
金融・保険業 ( n=16) 不動産業・物品賃貸業 ( n=11) 学術研究・専門・技術サービス業( n=29) 宿泊業・飲食サービス業( n=44)
生活関連サービス業・娯楽業( n=22) 教育・学習支援業( n=54) 医療・福祉( n=240) 複合サービス事業(協同組合)( n=14)
サービス業 ( 他に分類されないもの) ( n=184)
非正社員には適用されない
一部に適用されている者がいる
すべての非正社員に適用される
不明
Ⅱ- 1 9 .病気休職制度の期間の上限(病気休職制度有の企業)
病気休暇制度を導入 し ている企業において、 病 気休職制度の期間の上 限 は、「6カ月か ら1 年未満」(19. 6%)が最も多く、以下「1年から1年6カ月未満」(17. 9%)、「3カ月から6カ 月未満」(16. 9%)と続く。
12. 8% 16. 9% 19. 6% 17. 9% 10. 8% 9. 7% 3. 8% 6. 3% 2. 2% 0% 10% 20% 30% 3
カ
月
未
満
3
カ
月
か
ら
6
カ
月
未
満
6
カ
月
か
ら
1
年
未
満
1
年
か
ら
1
年
6
カ
月
未
満
1
年
6
カ
月
か
ら
2
年
未
満
2
年
か
ら
3
年
未
満
3
年
以
上
上
限
な
し
不
明
図表37:病気休職制度の期間の上限(病気休職制度有の企業)(%)
Ⅱ- 2 0 .病気休職復職後の試し出勤制度の有無(病気休職制度有の企業)
病気休暇制度を導入している企業において、病気休職から復職するに当たっての「試し出勤 制度」の有無について尋ねたところ、メンタルヘルス不調の場合、その他の身体疾患の場合と もに「試し出勤を認めることがある」割合が3割台となっている。
18. 0%
14. 8%
32. 8%
38. 7%
14. 5%
18. 1%
31. 7%
25. 6%
3. 0%
2. 8% メンタルヘルス不調の場合
その他の身体疾患の場合
原則として試し出勤を行っている 試し出勤を認めることがある
原則として試し出勤を認めていない 休職者がいないためわからない
不明
図表38:病気休職復職後の試し出勤制度の有無(病気休職制度有の企業)(%)
Ⅱ- 2 1 .犯罪被害者のための休暇制度の認知度について
犯罪被害者のための休暇制度を「知っている」企業の割合は 11. 0%とわずかで、約1割程度 である。
犯罪被害者のための休暇制度の認知度を企業規模別にみると、規模が小さい企業ほど認知度 が低いことが窺える。
知っている 11. 0%
知らない 87. 8%
不明 1. 2%
図表39:犯罪被害者のための休暇制度の認知度について(%)
(n=1, 792)
9. 1%
13. 2%
18. 0%
22. 5%
25. 0%
89. 9%
85. 4%
81. 3%
77. 5%
75. 0%
1. 1%
1. 4%
0. 7% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人 ( n=418)
300∼999人 ( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=4) *
知っている
知らない
不明
図表40:犯罪被害者のための休暇制度の認知度について・総社員数別(%)
犯罪被害者のための休暇制度の認知度を業種別にみると、「知っている」割合は、電気・ガ ス・熱供給・水道業(35. 7%)、情報通信業(25. 0%)が2割以上となっているが、業種に関 わらず犯罪被害者のための休暇制度の認知度が低い傾向がみられる。
10. 6%
9. 3%
35. 7%
25. 0%
13. 5%
9. 3%
11. 8%
12. 5%
12. 8%
6. 9%
17. 6%
18. 8%
10. 8%
7. 1%
10. 0%
100. 0%
86. 7%
90. 1%
64. 3%
75. 0%
85. 6%
89. 9%
88. 2%
87. 5%
87. 2%
93. 1%
82. 4%
81. 3%
87. 7%
92. 9%
87. 7%
2. 7%
0. 5%
0. 9%
0. 8%
1. 5%
2. 3% 鉱業・採石業・砂利採取業( n=3) *
建設業( n=113)
製造業 ( n=364)
電気・ガス・熱供給・水道業 ( n=14)
情報通信業( n=40)
運輸業・郵便業( n=111)
卸売業・小売業( n=248)
金融・保険業( n=17)
不動産業・物品賃貸業( n=16)
学術研究・専門・技術サービス業( n=39)
宿泊業・飲食サービス業( n=72)
生活関連サービス業・娯楽業( n=34)
教育・学習支援業( n=64)
医療・福祉( n=324)
複合サービス事業(協同組合)( n=14)
サービス業 ( 他に分類されないもの) ( n=261)
知っている
知らない
不明
Ⅱ- 2 2 .犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度
犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見を「知っている」企業の割合は、8. 3% に留まり、約9割は「知らない」と回答している。
犯 罪 被 害 者 の た め の 休 暇 制 度 を 導 入 す べ き と い う 意 見 に 対 す る 認 知 度 を 企 業 規 模 別 に み る と、規模が小さい企業ほど認知度が低いことが窺える。
6. 9%
10. 3%
12. 7%
15. 0%
25. 0%
91. 8%
88. 8%
86. 7%
85. 0%
75. 0%
1. 3%
1. 0%
0. 7% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=4) *
知っている
知らない
不明
図表43:犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度・総社員数別(%)
注) 図表中の*印のついた属性は、サンプル数が少ないため、参考値と考えるべきである。 知っている
8. 3%
知らない 90. 5%
不明 1. 2%
図表42:犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度(%)
犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度を業種別にみると、 「知っている」割合は、電気・ガス・熱供給・水道業(35. 7%)で3割台となっている。
5. 3%
7. 4%
35. 7%
20. 0%
7. 2%
8. 5%
11. 8%
10. 3%
5. 6%
11. 8%
12. 5%
8. 0%
7. 1%
8. 0%
100. 0%
92. 0%
91. 5%
64. 3%
80. 0%
91. 0%
90. 7%
88. 2%
100. 0%
89. 7%
94. 4%
88. 2%
87. 5%
90. 4%
92. 9%
90. 4%
2. 7%
1. 1%
1. 8%
0. 8%
1. 5%
1. 5%
鉱業・採石業・砂利採取業( n=3) *
建設業( n=113)
製造業( n=364)
電気・ガス・熱供給・水道業( n=14)
情報通信業( n=40)
運輸業・郵便業 ( n=111)
卸売業・小売業 ( n=248)
金融・保険業( n=17)
不動産業・物品賃貸業( n=16)
学術研究・専門・技術サービス業( n=39)
宿泊業・飲食サービス業( n=72)
生活関連サービス業・娯楽業( n=34)
教育・学習支援業( n=64)
医療・福祉( n=324)
複合サービス事業(協同組合)( n=14)
サービス業( 他に分類されないもの) ( n=261)
知っている
知らない
不明
図表44:犯罪被害者のための休暇制度を導入すべきという意見に対する認知度・業種別(%)
Ⅱ- 2 3 .犯罪被害者のための休暇制度に対する要望について
従業員から犯罪被害者のための休暇制度導入の要望があった企業は、0. 2%であった。
0. 1%
0. 2%
2. 5%
98. 7%
98. 6%
100. 0%
97. 5%
100. 0%
1. 2%
1. 2% 30∼99人 ( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人 ( n=40)
5, 000人以上 ( n=3) *
あった
ない
不明
図表46:犯罪被害者のための休暇制度に対する要望について・総社員数別(%)
注) 図表中の*印のついた属性は、サンプル数が少ないため、参考値と考えるべきである。 あった
0. 2%
ない 98. 8% 不明
1. 1%
図表45:犯罪被害者のための休暇制度に対する要望について(%)
Ⅱ- 2 4 .犯罪被害者のための休暇制度の導入について
犯罪被害者のための休暇制度の導入について、「導入している」企業は 0. 2%、「導入予定で ある」企業は 1. 3%であり、「導入しておらず、導入予定もない」企業が9割以上を占めている。
導入状況を企業規模別にみると、「30∼99 人」の規模の企業で「導入予定である」が 1. 9% で、若干割合が高い。
0. 2%
0. 5% 1. 9%
0. 5%
96. 7%
97. 8%
99. 3%
100. 0%
1. 3%
1. 2%
0. 7% 30∼99人( n=1, 116)
100∼299人( n=418)
300∼999人( n=150)
1, 000∼4, 999人( n=40)
導入している
導入予定である
導入しておらず、導入予定もない
不明
図表48:犯罪被害者のための休暇制度の導入について・総社員数別(%)
導入している 0. 2%
導入予定である 1. 3% 導入しておらず、
導入予定もない 97. 2%
不明 1. 3%
図表47:犯罪被害者のための休暇制度の導入について(%)
導入状況を業種別にみると、「導入予定である」割合は学術研究・専門・技術サービス業が 7. 7% となっている。
0. 3%
0. 4%
0. 3%
0. 4% 0. 9%
1. 6%
2. 5%
1. 2%
7. 7% 2. 8%
1. 6%
1. 5%
0. 4%
100. 0%
96. 5% 96. 4% 100. 0%
97. 5%
98. 2% 98. 0% 100. 0%
100. 0%
92. 3%
97. 2%
100. 0%
98. 4%
96. 6%
100. 0%
98. 1%
2. 7%
1. 6%
1. 8%
0. 4%
1. 5%
1. 1% 鉱業・採石業・砂利採取業( n=3) *
建設業( n=113)
製造業( n=364)
電気・ガス・熱供給・水道業( n=14)
情報通信業( n=40)
運輸業・郵便業 ( n=111)
卸売業・小売業 ( n=248)
金融・保険業 ( n=17)
不動産業・物品賃貸業( n=16)
学術研究・専門・技術サービス業( n=39)
宿泊業・飲食サービス業 ( n=72)
生活関連サービス業・娯楽業( n=34)
教育・学習支援業( n=64)
医療・福祉( n=324)
複合サービス事業(協同組合)( n=14)
サービス業( 他に分類されないもの) ( n=261)
導入している
導入予定である
導入しておらず、導入予定もない
不明
図表49:犯罪被害者のための休暇制度の導入について・業種別(%)
Ⅱ- 2 5 .
犯罪被害者のための休暇制度を導入する理由
(導入済みまたは導入予定企業)
犯罪被害者のための休暇制度を導入しているまたは導入予定の企業において、導入する理由 を尋ねたところ、「既存の休暇制度だけでは対応できないため」(15 社)と回答した企業が最も 多い。
15社
11社
2社
1社
3社
0社 5社 10社 15社
既存の休暇制度だけでは対応できないため
従業員の意欲向上につながるため
企業のイメージアップにつながるため
その他
不明
図表50:犯罪被害者のための休暇制度を導入する理由(導入済みまたは導入予定企業)複数回答(社)
Ⅱ- 2 6 .犯罪被害者休暇を導入しない理由(導入予定のない企業)
犯罪被害者のための休暇制度を導入しておらず、導入予定もない企業において、導入しない 理由を尋ねたところ、「個別に対応する予定であるため」が 50. 5%、「既存の休暇制度で対応で きるため」が 45. 9%となっている。
50. 5%
45. 9%
24. 6%
3. 9%
4. 6%
0. 5%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 個別に対応する予定であるため
既存の休暇制度で対応できるため
どのような制度を導入したらよいか分からないため
休暇中の業務の処理ができないため
その他
不明
図表51:犯罪被害者休暇を導入しない理由(導入予定のない企業) 複数回答(%)
Ⅱ- 2 7 .平成 2 4
年度に犯罪被害に遭った労働者の有無
平成 24 年度に犯罪被害に遭った従業員が「いた」と回答した企業は全体の 0. 4%である。
Ⅱ- 2 8 .既存の休暇では足りない犯罪被害の事例(犯罪被害者有の企業)
平成 24 年度に犯罪被害に遭った従業員が「いた」と回答した企業のうち、既存の休暇制度 で対応できない犯罪被害の事例が「あった」と回答した企業は0社であった。
いた 0. 4%
いない 87. 6% 分からない
10. 4%
不明 1. 6%
図表52:平成24年度に犯罪被害に遭った労働者の有無(%)
(n=1, 792)
ない 8社
図表53:既存の休暇では足りない犯罪被害の事例(犯罪被害者有の企業)(社)
Ⅱ- 2 9 .犯罪被害者のための休暇制度についての認知度と導入状況(時系列)
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 調査時期 平成 21 年
4 月 1 日
平成 22 年 4 月 1 日
平成 23 年 4 月 1 日
平成 24 年 4 月 1 日
平成 25 年 4 月 1 日 調査対象 従 業 員 30 人
以 上の 企業 7, 000 社
同左 同左 同左 同左
回収実績 (回収率)
904 社 (10. 5%)
1, 450 社 (20. 7%)
1, 901 社 (27. 2%)
1, 595 社 (22. 8%)
1, 792 社 (25. 6%) 犯 罪 被 害 者 の
た め の 休 暇 制 度の認知
7. 9% 8. 1% 8. 4% 9. 0% 11. 0%
導入状況 導入済 0. 3% 予定有 1. 4% 合 計 1. 8%
導入済 0. 3% 予定有 0. 6% 合 計 0. 9%
導入済 0. 1% 予定有 1. 5% 合 計 1. 6%
導入済 0. 1% 予定有 1. 3% 合 計 1. 4%
Ⅲ- 1 .回答者の属性
( 1 ) 性別
( 2 ) 年齢
男性 50. 6% 女性
49. 0%
不明 0. 4%
図表54:性別(%)
(n=4, 422)
29歳以下 15. 1%
30歳代 30. 2%
40歳代 29. 4% 50歳代
19. 4%
60歳以上 5. 3%
不明 0. 6%
(n=4, 422) 平均41. 45歳
( 3 ) 会社の業種
( 4 ) 企業規模(会社の総社員数)
鉱 業,採 石業, 砂 利採取 業
0. 1%
建 設業 6. 7%
製 造業 20. 6%
電 気・ガ ス・熱 供給 ・ 水道業
1. 3%
情 報通信 業 2. 2%
運 輸業, 郵 便業
5. 9%
卸 売業, 小売業 12. 7% 金 融業, 保険業
1. 3% 不 動産業 ,物品 賃貸業
1. 0% 学 術研究 ,
専 門・技 術サー ビス業 2. 4% 宿 泊業, 飲食サ ービス 業
4. 0% 生 活関連 サービ ス業,
娯 楽業 1. 3%
教 育,学 習支援 業 3. 8% 医 療,福 祉
19. 7% 複 合サー ビス事 業
( 協同組 合) 1. 0%
サ ービス 業 ( 他に分 類 さ れない もの)
14. 8%
不 明 1. 0%
(n=4, 422)
図表56:会社の業種(%)
30∼99人 62. 9% 100∼299人
24. 9% 300∼999人
8. 3% 1, 000∼4, 999人
2. 4%
5, 000人以上
0. 5% 不明 1. 0%
(n=4, 422)
( 5 ) 会社(本社)の所在地 5. 3% 1. 2% 1. 5% 1. 2% 0. 9% 1. 6% 2. 1% 2. 2% 0. 9% 2. 2% 2. 9% 2. 4% 12. 7% 4. 2% 3. 3% 0. 6% 2. 3% 1. 5% 1. 4% 0. 9% 1. 9% 2. 6% 6. 0% 0. 9%
0% 5% 10% 15% 20% 北海道
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
1. 0% 1. 6% 6. 6% 2. 1% 0. 4% 0. 4% 0. 7% 1. 1% 2. 3% 2. 8% 1. 8% 0. 6% 1. 7% 1. 8% 0. 9% 4. 0% 0. 9% 0. 9% 1. 6% 0. 9% 1. 0% 1. 3% 0. 6% 0. 4%
0% 5% 10% 15% 20% 滋賀県
京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 不明
図表58:会社(本社)の所在地(%)
( 6 ) 仕事内容
( 7) 雇用形態
専門・技術職員 9. 4%
管理職 12. 4%
事務職 54. 1% 販売・対人
サービス職 9. 2%
生産・技能職 6. 8%
その他 7. 3%
不明 0. 7%
(n=4, 422)
図表1: 業種(%) 図表2: 総社員数(%) 図表59:仕事内容(%)
正規の職員 ・従業員
90. 1% パート
3. 4% アルバイト
0. 2% 労働者派遣事業所
の派遣社員 0. 1%
契約社員・嘱託 3. 9%
その他 0. 4%
不明 1. 9%
(n=4, 422)
Ⅲ- 2 .特別な休暇制度の有無
勤務先に特別な休暇制度が「ある」と回答した労働者の割合は 54. 6%であり、半数以上の企 業において何らかの休暇制度が導入されている。
特別な休暇制度の導入状況を企業規模別にみると、規模が大きいほど休暇制度の導入率が高 くなる傾向が見られ、1, 000 人以上の規模の企業では、制度の導入が「ある」と回答した割合 が8割以上と高い。
47. 2%
62. 9%
75. 3%
88. 0%
80. 0%
51. 5%
36. 5%
24. 5%
12. 0%
15. 0%
1. 2%
0. 6%
0. 3%
5. 0% 30∼99人 ( n=2, 781)
100∼299人( n=1, 099)
300∼999人 ( n=368)
1, 000∼4, 999人 ( n=108)
5, 000人以上 ( n=20)
ある
ない
不明
図表62:特別な休暇制度の有無・総社員数別(%)
ある 54. 6% ない
44. 4%
不明 1. 0%
図表61:特別な休暇制度の有無(%)
特別な休暇制度の導入状況を仕事内容別にみると、生産・技能職(41. 1%)、販売・対人サー ビス職(47. 7%)では制度の導入が「ある」割合が半数を下回っているが、管理職(59. 8%)、 専門・技術職員(56. 5%)、事務職(56. 2%)では、比較的制度の導入率が高い。
56. 5%
59. 8%
56. 2%
47. 7%
41. 1%
52. 3%
42. 1%
39. 5%
43. 0%
51. 4%
57. 2%
45. 8%
1. 4%
0. 7%
0. 8%
1. 0%
1. 7%
1. 8% 専門・技術職員( n=416)
管理職( n=550)
事務職 ( n=2, 394)
販売・対人サービス職 ( n=407)
生産・技能職 ( n=299)
その他( n=325)
ある
ない
不明
Ⅲ- 3 .制度化されている特別な休暇(導入企業の労働者)
特別な休暇制度を導入している企業において、多く導入されているのは「病気休暇」(56. 6%) で、半数以上の企業が制度化している。
56. 6%
39. 0%
35. 5%
9. 9% 9. 1%
7. 3% 3. 9% 2. 8% 29. 4% 0. 7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%
病
気
休
暇
裁
判
員
休
暇
リ
フ
レ
ッ
シ
ュ
休
暇
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
休
暇
記
念
日
休
暇
学
校
行
事
休
暇
自
己
啓
発
休
暇
ド
ナ
ー
休
暇
そ
の
他
不
明
図表64:制度化されている特別な休暇( 導入企業の労働者) 複数回答(%)